外国人の韓国国立公園予約|避難所・キャンプ場・予約制登山道と本人認証の壁
韓国の国立公園は入場料がなく、ほとんどの登山道は予約なしで歩ける。予約が必要なのは避難所(山小屋)、キャンプ場、そして「探訪路予約制」がかかった一部の区間だけ。問題は、予約窓口である国立公園公団の予約システム(reservation.knps.or.kr)の韓国語サイトが、ログインに韓国式の実名認証を求めること。韓国の電話番号があっても弾かれることがあるのはこのため。英語サイトはメールアドレスで登録できるが、扱うのは避難所とキャンプ場だけ。何が予約対象か、認証なしで行ける方法、抽選・支払い・キャンセルの規定を公式ページに基づいてまとめた(2026年10月29日確認)。
最終確認: 2026-10-29·机上調査ベース(現地未確認)
要点
- 入場料なし(2007年廃止)。一般の登山道は予約不要で、避難所・キャンプ場・予約制区間だけ予約が要る
- 韓国語サイトは携帯電話・アイピンの実名認証が必要。英語サイトはメール登録だが避難所・キャンプ場のみ
- 牛耳嶺(ウイリョン)は平日予約不要、週末・祝日は全員外国人なら電話予約可。フルリムゴルは10〜11月だけ予約制
- 規定は変わるので、行く前に予約システム韓国語版の「予約・払い戻しポリシー」とお知らせを確認
何を予約する? — ほとんどは予約不要
国立公園の入場料は2007年1月1日に廃止された(国立公園公団の沿革)。一般の登山道は予約対象ではないが、2015年5月16日から泰安海岸を除くすべての国立公園で「入山時間指定制」が実施されており、登山道ごとに入山・通行止めの時刻がある。予約が必要なのは避難所(智異山・雪岳山・徳裕山・小白山)、キャンプ場、そして探訪路予約メニューに載っている区間。2026年10月29日時点のリストは北漢山の牛耳嶺(ウイリョン)、雪岳山のフルリムゴル・コムベゴル、智異山の老姑壇(ノゴダン)・七仙渓谷、伽倻山の万物相、内蔵山の瑞来峰、俗離山の道明山・妙峰、月岳山の玉筍峰・亀潭峰、雉岳山の香炉峰など。
韓国の番号があっても弾かれる理由 — 実名認証
韓国語サイトで登山道を予約するにはログインが必要。国立公園公団サイトの会員規約では全会員に本人の実名認証が必須で、非会員ログインも携帯電話またはアイピン(i-PIN)による実名認証。カカオ・ネイバーの簡単ログインは公団サイトで会員登録した後に連携する仕組みなので、認証は省けない。確認されるのは番号を持っているかではなく名義なので、パスポートだけで開通した番号は通らない(SIM・eSIMガイド参照)。英語サイトは氏名・メール・パスワード・生年月日・性別だけで登録でき、電話番号の欄はないが、予約メニューは避難所とキャンプ場だけ。
避難所・キャンプ場 — 抽選後、期限内に支払う
韓国語版の予約・払い戻しポリシーでは、キャンプ場と避難所は抽選制で、受付は偶数月の1日に始まる(休日なら次の平日)。当選したら決められた支払い期間内に決済しないと、当選は自動的に取り消される。未申込・キャンセル・未払いで空いた枠は先着順で再び開く。当選のカカオトーク通知やSMSは付加サービスなので、「マイ予約リスト」で自分で確認すること。英語版の避難所案内には今も「毎月1日10時に受付開始、当日避難所で支払い」と書かれており韓国語版のポリシーと食い違うので、韓国語ページを翻訳して確認したほうがいい。避難所は当日の現地予約・電話予約ができず、1件につき本人を含め最大5人、到着後の登録時に全員の身分証かパスポートが必要で、入室は15:00〜18:00。
予約制の登山道区間 — 毎月最初の平日10時、入場はQR
登山道区間は先着順で、毎月最初の平日の10時に受付が始まる。予約は利用前日の14時までで、牛耳嶺と老姑壇は当日16時まで受け付ける。老姑壇はネット予約するとカカオトークの通知でQRコードが届き、現地の端末にかざして入場する。牛耳嶺の予約時の注意事項には、QRコードは原本しか読み取れず、スクリーンショットや紙の確認書のQRは使えないと書かれている。牛耳嶺と老姑壇は1人で最大10人分まで予約できる。
認証なしで行く方法 — 平日・予約期間外・現地受付・電話
北漢山の牛耳嶺は2026年4月から別途案内があるまで、平日は予約なしで通行でき、週末・祝日だけが予約制。週末・祝日でも入場者が全員外国人なら電話予約の対象になり、案内されている番号は自動電話予約1670-9202。雪岳山のフルリムゴルは予約制が10〜11月だけで、それ以外の月は一般の登山道として運営され、予約期間中も残り枠はフルリムゴル探訪支援センターで現地受付する。智異山の老姑壇は予約方法に現地受付と自動電話予約がある。自動電話予約が外国語に対応しているかは確認できなかった。
支払い・キャンセル・ノーショー — 当日12時が境目
支払い方法はカード、リアルタイム口座振込、銀行振込(無通帳入金。カカオペイ・ネイバーペイ・サムスンペイなどの簡単決済を含む)と案内されている。海外発行のカードが使えるかはポリシーページに書かれていない。有料施設は、利用3日前または決済当日のキャンセルなら全額払い戻し、2日前は10%、1日前は20%、当日12時前は30%を差し引いて払い戻し。気象警報などでアクセスが難しいと認められれば違約金はかからない。キャンセルは利用当日12時まで可能。ただし当日キャンセルがノーショー扱いになるかはポリシーページの中でも食い違っている。払い戻し表は当日12時前のキャンセルにもノーショーの利用制限を適用するとし、同じページの下のほうは当日12時前に自分でキャンセルすれば免除としている(牛耳嶺の案内は当日キャンセルをノーショー扱いにしている)。前日までにキャンセルするのが無難。ノーショーは1回目で1か月、2回以上で3か月、予約・利用が制限され、1年間追加のノーショーがなければ記録は消える。
よくある質問
国立公園に入るのにお金はかかる?
国立公園の入場料は2007年1月1日に廃止され、かからない。避難所やキャンプ場などの施設は使用料がかかる。
予約について問い合わせる先は?
予約案内の電話は1670-9201(平日9〜18時、昼12〜13時を除く)で、英語サイトには海外からかける番号として82-1670-9201が載っている。英語サイトにはQ&A掲示板もある。英語で対応してもらえるかは確認できなかった。
出典
- https://reservation.knps.or.kr/contents/rsvtRefundPolicy.do
- https://reservation.knps.or.kr/foreigner/main.do
- https://reservation.knps.or.kr/foreigner/information/shelterStatInfo.do
- https://reservation.knps.or.kr/foreigner/member/memberJoin.do
- https://reservation.knps.or.kr/mmb/mmbLogin.do
- https://www.knps.or.kr/portal/member/join02.do?menuNo=7020117&joinType=U
- https://reservation.knps.or.kr/trail/searchTrailReservation.do
- https://reservation.knps.or.kr/contents/T/serviceGuide.do?prdDvcd=T&parkId=B14&vrteId=TB141XXX01
- https://reservation.knps.or.kr/contents/T/serviceGuide.do?prdDvcd=T&parkId=B03&vrteId=TB031XXX03
- https://reservation.knps.or.kr/contents/T/serviceGuide.do?prdDvcd=T&parkId=B01&vrteId=TB013XXX01
- https://reservation.knps.or.kr/reservation/selectCampLottery.do
- https://reservation.knps.or.kr/reservation/trailList.do
- https://www.knps.or.kr/portal/main/contents.do?menuNo=8000617
- https://www.knps.or.kr/portal/main/contents.do?menuNo=8000198